禁断の味 ~ベファーナの贈り物~

 
 
Natale(クリスマス)が終わっても
 
新年が始まっても
 
イタリアの子供達の興奮は冷めやることが無い。
 
Befana(ベファーナ) がプレゼントを持ってやってくるから。
 
 
正直 始めて Epifania(エピファニア)のお祭りを聞いたときは 「 ナニ? それ?? 」 だった。
 
1月6日は国民の祝日。
 
5日から6日の夜にかけて ベファーナが子供達にお菓子を配ってまわるらしい・・・・。
 
ちなみにベファーナは背中の曲がった鼻の突き出した醜い老女で 箒に乗っていたりする。
 
ただし 魔女と違う ところは 顔が笑っていて、背中に大きな袋を背負っているところ。
 
サンタじゃないの? プレゼントをくれるのは??
 
 
とは思ったものの 実はこういう逸話があるらしい。
 
 
~ 聞いた話 ~
 
キリストの誕生の時に3人の東方から来た王様が それぞれプレゼントを持って駆けつける、というのは有名な話だけれど
 
一人の王様が たどり着く前に道に迷って 側にいた老女に道を聞いたらしい。
 
そして 「 あなたもお祝いに行きませんか? 」 と老女を誘ったけれど この時彼女は同行することを断った。
 
しばらくしてから 老女は自分も行けば良かったと後悔して
 
背負い袋にお菓子を詰めて 王様の後を追ったけれど 時既に遅し・・・
 
老女の足では追いつけるハズもなく、さらに彼女は道に迷い 何処にキリストが降誕したのかも分からなかったため
 
子供のいる家を片端から訪れては プレゼントを置いたそうな。
 
                                                      完 
 
 
というわけで 寝る前に子供達はワクワクしながら 大きな靴下を枕元や居間に用意しておくのだけれど
 
必ずしも お菓子を中に発見するとは限らない。
 
ベファーナは悪い子には 黒い炭 をたくさん詰めておくのだ 笑
 
といっても 黒い炭の形をした砂糖菓子なのだけれど 
 
 
今年のEpifaniaは土曜日で 白熊がにこにこしながらプレゼントを持ってやってきた。
 
もちろん・・・・ ベファーナ人形(お菓子付き)と炭のお菓子が一袋!
 
 
「 わ~、一度食べてみたかったんだ!!! 」
 
 
喜んで 袋から取り出して食べてみると・・・・
 
 
何かに味が似ている。
 
 
いや 味そのものは 砂糖・・・・ 和三盆まではいかないけれど サクサクと舌の上でとろける味。
 
カラメル焼きのふんわりとした中だけの味みたいな・・・・
                                ( 大好きなんだよね~、カラメル焼き )
 
でも 味覚を通して かすめる記憶がある。
 
 
 
 
 
 
あ!?
 
 
 
角砂糖の味だ!!!!
 
 
 
昔・・・むか~しの事、 バロン宅には既製品の菓子というものは存在しなかった。
 
バロンマの教育方針で お菓子は家のホームメイド。
 
「 はい、おやつですよ~ 」
 
 
のマンマの甘い声と共に配られたのは
 
 
 
ニボシ
 
 
 
チーズ
 
 
 
生のトマト
                                 ( ホームメイドじゃないって! )
 
 
いえ、もちろん マーマレイドとかクッキーとかケーキとかもありましたけれど・・・・
 
 
 
基本は
 
 
 
ニボシ
 
 
 
チーズ
 
 
 
生のトマト
 
 
 
無垢な子供の私は それらを喜んで食べた。
 
 
でも
 
 
しばらくしてから 気がついたね。
 
 
○○ちゃん家に遊びに行ったり 駄菓子屋さんの存在などを知ったとき
 
 
 
 
 
騙された 
 
 
 
と。
 
 
いえ、バロンマ 文句は言いません。 この通り大きく育ったのは 基礎栄養が良かったせい。(タブン)
 
美味しいものを味わう味覚も育ちました。
 
 
で 遠い記憶・・・
 
 
既製のお菓子なるものの存在を知った私
 
もちろん とってもあこがれました。
 
ケバケバの色の付いたお菓子・・・・ 体に悪そうな超甘いヤツ・・・・ ( 昔はそういうの多かった!)
 
 
で 代用品として目をつけたのが
 
 
紅茶に入れる角砂糖。
 
 
その昔 頂きもので バラの形をした、薄いピンクやブルー、ペールグリーン(もちろん白も)の角砂糖が良くあったのです。
 
形も綺麗ながら 上品な色が子供心に 非常にそそる物がありました。
 
 
 
あれを・・・
 
 
 
 
こっそり・・・・・・・
 
 
 
 
ばれない程度に・・・・・・・・
 
    ぎゃー、ゴメン、バロンマ、ばれていたと思うけどもう時効だし許して!!!!!
 
 
ああ、禁断の味は この上もない美味。
 
 
 
あの角砂糖の味に すごく炭の砂糖菓子が似ていたのでした!
 
あのバラの角砂糖、随分見ないような気がするけれど
まだあるのかしらん???
 
 
思わず ダイエットも忘れて イッキ完食
 
 
炭の砂糖菓子・・・ベファーナの時期にしか見あたらないので 再び食べられるのは来年???
 
 
よかったような・・・・ 悲しいような・・・・ウウ
                                                   来年は買い貯めに走るかもね
 
 
 

 
 
 
と ここで閉めるはずだったのだけれど
 
Baroncia 性懲りもなくレシピを発見してきました!
 
あの味の秘密は卵白にあったよう 
 
  
興味のある方にレシピを。

 Carbone di zucchero:炭の砂糖菓子 

材料☆ 白砂糖1 kg、卵白1つ分、黒の食用着色材

1、 350mlの水に300gの砂糖を加えて煮立たせる

2、カラメル状になったら 着色料を加える

3、卵白をツノが立つまで泡立てる。やや固めに!

4、それをカラメルの中に入れ、残りの700gの砂糖と さくっとかき混ぜ、パレットで冷ます

5、好みの形(なるべく炭のように!)に割って はい、召し上がれ!!!
                                                             なるほど~
 でも900gを300mlの水で溶かしたり
レモンを入れるレシピもあるみたいですな~

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禁断の味 ~ベファーナの贈り物~ への7件のフィードバック

  1. azusa より:

    魔女、可愛く見えるのは私だけですかね?炭のお菓子も面白い!!こういうの大好きです♪  ところで、小さい頃のおやつですが、私の家も、煮干、昆布、トマト、ふかした芋等々でしたよ!それが普通と思っていました。しかし、広島にいた頃買い物をしてるお母さんを待つために近くのブランコに一人で乗って待っていると少女(多分中学生?)が着て、2人で食べていたポテトチップスをワタシにも「食べる?」と勧めてくれたので食べたら・・・・”この世にこんな美味しいものが!!”となったのを覚えています。私は小さかったので、アレがなんだったのかしばらくわからずにいましたよー^^あと小学生の頃、友達の家に行くとおやつですよーとお皿に紙ナプキンが引かれてジュースと共に出てくる。衝撃でした。大体、我が家でおやつは気まぐれにしか出てこないので3時のおやつはたまにしかないと思っていたのです。    うーん。世の中ッて広い!!
     
    本物の炭のお菓子食べてみたいな・・・やはり作ってみようかなぁ^^

  2. Baron より:

     
    ありんこさん☆
     
       このベファーナはキュートですよねヽ(´ー`)ノ
       
       ありんこさんのおやつも ニボシに昆布、トマト、芋???
       ナチュラルですね===!
       私の家はヘンだと思っていたけれど
       もしかして普通だったのかな・・・・。( いやそんなバカな )
     
       私も小1の時に友達が 「 ポテトを買おうよ 」
       と私をマックに誘って、二人でなけなしのお金でSのポテトフライを買い
       初めて食べたときの衝撃は忘れられません。
       ( 多分、マックも初めて入った )
       こんなに美味しい物が~!と泣きそうでした。
       ちなみにポテチは小3ぐらいかな・・・・遠足で。。。。友達のを。。。。涙
       「 コーラは骨がとける 」「 カップラーメンは毒入り 」
       今でも怖くて この二つはよう食べられません o(≧ω≦)o
     
       炭のお菓子、もう見あたりません。
       やっぱ 作るしかないのか・・・・・

  3. CHIARA より:

    FANTASTICO,HAI  DATO  LA  RICETTA  PER  IL  CARBONE  DI  ZUCCHERO!!!CHE  PECCATO , NE POTRANNO  USUFRUIRE  SOLO I TUOI  AMICI  GIAPPONESI!!SPERO  CHE  TU  STIA  BENE E  ABBIA  TRASCORSO DELLE  BELLE  FESTE.BACI.

  4. Baron より:

    Carissima Kiara
     
        Oh! Hai capito che ho messo la licetta di Carbone di zucchero???
         BRAVA!!!
     
         Mi piace da morire questo dolce, ma si trova soltanto il momento di Befana…
         Avevo la voglia di farla da me…. ho fatto la ricerca di questa licetta.
         http://invoglia.msn.it/invoglia/servlet/singolaricetta.SingolaRicettaServlet?id_ricetta=4804&codice=RI01&rnd=245983738
     
         Ho trascorso bene le feste.
         Ora mi sento troppo rilassata, devo essere piu sveglia!!!!
     
         Spero di fare un passo buono per 2007.
     
        
        

  5. Unknown より:

    ぐうたらねこです。^^
    炭のお菓子、なんとなく、「麩菓子に似てるかも?」とか思いました。
     
    煮干し、チーズ、生のトマト…といったお菓子、吉田秋生さんのエッセイマンガを思い出しました。
    吉田さんの子ども時代、故郷の鎌倉では「煮干し」「畳鰯」「干した魚の骨」がおやつの定番で、子ども達はそれらをもらって、猫のこのようにかじりながら遊んでいたのだそうです。
    少し大きくなって、よそのうちで「甘いお菓子」をもらったときには衝撃だった!!と書かれていました…。
    吉田秋生さんも美大(芸大?)を出ていることを考えると。
    美的センスを育てるためには、そういうおやつが体に合っているのかもしれません…。^^;
     
    ちなみにそのエッセイマンガ、雑誌でリレー形式で行われたものらしく。
    山岸涼子さんの後の掲載でした。
    山岸さんのご家族はそれはそれは甘い物好きで、果物などにも必ず砂糖をかけて召し上がっていたのだそうです。
    グレープフルーツやパイン、イチゴなど、酸っぱいものに砂糖をかける家は時々あるかもしれませんが。
    梨、桃、西瓜などのかなり甘い果物にも砂糖をかけていたというのだから…。^^;
    山岸さんはそれらの「砂糖がけフルーツ」がどうしてもたくさん食べられず、自分は果物が嫌いなのだと思っていたのだとか。
    少し大きくなって、砂糖のないフルーツを勧められて、砂糖をかけようとしたら驚かれて。
    「フツー、かけないで食べるよ?」と言われ、恐る恐る食べてみたらとっても美味だった!!!
    自分は果物が嫌いなわけじゃなく、砂糖が嫌いだったのだ、と、初めて気がついたのだそうです…。^^;;
     
    「家のおやつの味」「家の食事の味」の特殊さって、外から見ないと全然わからないんだよね、きっと…。^^;;;

  6. Baron より:

    ぐうたらねこさん☆
     
      フルーツに砂糖を・・・・
     
      そういえば 友達の家では
      スイカに砂糖をかけて食べていました。
      他のフルーツにもかけていたような・・・。
     
      家庭の味や
      なつかしのお三時。
     
      実は あとになって えー?こんなんだった??
      って 思ったりすることが。
      対象比較できる機会が 子供のころにはないから
      そのまんま受け入れて居るんですよね~汗
     
      煮干しは 割とスタンダードなお菓子みたいですね。
      最近の子供は食べないのかなぁ・・・。
      セナとアミはうるめ食べてたナァ、そういや。

  7. Unknown より:

    ぐうたらねこです、度々どうも。^^
    コメントのお返事読んで、小魚が食べたくなって、今、「いりこ」かじりながら牛乳飲んでいます…。^^;
    お天気の回復期、なぜか歯ごたえのあるもの食べたくなるぐねこです。
    気圧が変化するとき、顎を動かしたくなるのかな…???(飛行機の中でガム食べるみたいに。爆。)
     
    甘~いお菓子、大好き♪なぐねこだけれど。
    子ども達の将来、自分の将来、を考えると。
    「からだにいいお菓子」のメニューももっと増やしたいよな…。
     
    去年勝浦でもらった、「ひじきのパウンドケーキ」のレシピ、今度作ってみようっと♪

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