白熊の憂鬱 と Baronciaの憂鬱

 
 
やっと健康保険に加入したので
 
Baroncia 念願のマイドクターの所に行ってきました。
 
去年の11月に日本で乳がんの温存手術を受け
 
局部放射線治療を受けてから 白熊とイタリアに戻ってきた私、
 
初期だからよかったものの 予後の為にこちらの先生と
 
いろいろ話し合わなくてはいけなかったのでした。
 
 
*****
 
 
さて、病院から戻った後 白熊から早速電話がありました。
 
「 Baroncia お医者さん どうだった?」
 
「 う~~ん、まぁまぁ。今日は話をして・・・え~と、
 
  ( 触診という言葉がイタリア語で思い出せない )
 
そうだ、手動でしか検査しなかったから。」
    ↑ あれ、ちょっと違うなぁ・・・
 
「 ・・・手動式検査? 」
 
「 えーと、え~と 手で揉んでもらうやつ。」
 
 
 ・・・もむ?」
 
 
「 いや、なんていったっけ。とにかく異常はそれではないって。」
 
 
     「 ・・・・・・・・。」← 白熊
 
 
      「 ・・・・・・・。」← Baroncia
 
 
白熊 気を取り直す
 
「 で、マンモグラフィーとかするの?」
 
「 えっ? ああ、いやそれ、私の胸は小さいから
 
きっと良く 写らない だろうって
 
エコー検査を この次の火曜にすることになった。 」
 
 
「 そうか 小さいから もまれたのも少し。」
 
 
なんか 話すごくズレてますけど 白熊。
 
 
 
*****
 
 
 
白熊の動揺を尻目に話を続けます。
 
「 でね、今度 oncologico : 腫瘍の専門医 のとこにも行ってくる。」
 
「 oncoligico? 」
 
「 そう、マイドクター曰く 医者として 再発の可能性のある患者で
 
幸いな事にホルモン療法が すごく効果があると解かっている場合、
 
( 私はホルモンレセプターが90%陽性 )
 
どんなに再発率が少なくても 治療を進めるのが一般的だろう、って。
 
だから 専門医に直接話をして 自分で決めなさいって云われたよ。」
 
「 ・・・まぁ それは当然だね。」
 
 
そうです。Baroncia、日本でも放射線治療の後
 
ホルモン療法、つまり2年間人工的に生理を止めることを
 
先生に勧められ 私は その時に治療はしない、と拒否したのですが
 
日本の先生からの紹介状には
 
もちろんそのことにも触れてあり、マイドクターの目に留まったのでした。
 
 
*****
 
 
何故 ホルモン療法を受けたくないのか?
 
単純に 嫌。
 
自分の自然な体の摂理に手を入れる事が、です。
 
 
私の乳がんは 約1cmで 袋状の中にできる割とおとなしい癌でした。
 
( 99%良性と云われ、念のため外科生検したら 癌でした。
なので、2回手術をし 2回目にはリンパも調べ、転移はありませんでした。)
 
すべての意味で幸運だったとも言える 私の乳がん発見、
 
ただ一つ問題だったのは 私がまだ若いということ。
 
若いうちに発症するのは それだけリスクが高い、ということらしいです。
 
私の10年遠隔再発率は約10パーセント前後。
 
そして ホルモン療法を受けた人の中で 再発しない人は約4分の1。
 
つまり やってもやらなくても 7.5パーセントの人は再発する計算に。
 
でも 言い換えれば、何もしなくても90%再発しない人が
 
治療しても92,5%に増えるだけ。
 
そこに Baroncia 大きな疑問を感じずにはいられないのです。
 
 
 そして たとえば

 
 私が手術をする前に 既にミクロ単位のがん細胞が
 
体のどこかに流れてしまっていて
 
それが大きくなり やがて命を奪うとして・・・
 
 
それは そんなにいけないことですか? 
 
 
 
私達はいつも死とは背中合わせ。
 
不慮の事故や別の病気で 私が死ぬ事は大いにあるわけで
 
何%かの死への可能性を削る為に
 
2年間生理を留め それによって起きる副作用に苦しみ
 
生理のあがってしまうリスク( ほとんど無いとは云われますが )と戦う必要
 
が 果たしてあるのでしょうか?
 
私は この乳癌という病気と生きてゆく 勇気はありますが
 
自分の体と戦う覚悟は持てないのです。
 
 
もちろん 全摘の手術を受けたり、今現在 化学療法を受けたり
 
本当に死と戦っている人々にとっては
 
私の感慨は ただの我儘だろうと思います。
 
何年か先に再発して
 
「 あの時 ホルモン治療さえ受けていれば・・・」
 
などと 言われる日もくるのかもしれないけど
 
本能的に嫌だと思うことをする事に
 
私は 意義が見だせない のでした。
 
 
でも、専門家の話は聞きにいきます。
 
敵(乳がん)を知ってこそ、戦えると云うものですから。
 
そして 反対に納得させられちゃったら 治療もしましょう。
 
バロンチャ ある意味 軽薄ですから 笑
 
 
*****
 
 
でも 癌は ガンコな人 が なりやすいんですって 
 
 
 
カテゴリー: Salute パーマリンク

白熊の憂鬱 と Baronciaの憂鬱 への2件のフィードバック

  1. 昌市 より:

    やっぱり リスクが少ない方が良いよ あの時やっておけば良かったと 後悔するよりもねー若い とゆうことは 癌も元気だとゆうこと・・心配だよ!よーく話を聞いて 納得いく迄話してみたらいいと思うよただ単に"やだ”の問題ではないよ!人生は長いよ 90歳まで生きるぞー!よーく考えてねー白熊ともよく話し合ってごらん それと白熊のマンマともね!

  2. Baron より:

    は~い (^_^;) やっぱりそう思う?イタリアの標準的治療には ものすごく興味があるからきちんと話を聞いてくるよ。もちろん、白熊と白熊マンマにも聞いてみる。でもね。私は再発シナイと思うんだ~ (*_☆)\バキッ ← 思うじゃないだろ

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中